金融機関が経営者保証を求める主な理由は、「リスク管理」です。
経営者自身が保証することで、貸し手は貸付金の返済を確実にし、事業の健全性や経営者自身の責任感を
評価します。また、経営者が自ら保証することで、事業に対する継続的な関心や積極的な経営が期待され
返済の優先順位が明確化されるため、貸し手としての信頼感も高まります。
中業企業庁が策定した「経営者保証に関するガイドライン」は、経営者・金融機関・中小企業の自主的なルールを基に、経営者保証の契約や履行に関するルールを定めています。ガイドラインのポイントは以下の通りです。
これらガイドライン運用で、経営者保証に頼らない融資の割合が上昇しない状況を踏まえ、またコロナ禍以降の「経済、財政一体化改革」を実現するために、政府も様々な支援制度の準備/導入を行うなど、経営者保証解除をするのに望ましい環境が整いつつあります。支援制度施策例は以下の通りです。
我々が経営のサポートをしてきたのは、ほとんどが個人事業者様から中小企業様になります。
大手企業に比べて圧倒的に経営資源が不足している事業者様について、本業以外の改善対応などは多くの事業者様で難しい状況です。そのような状況で経営者保証解除を実現するためには金融機関が求める要件を満たす必要があります。
経営者保証解除の主な3つの要件は以下となります。
それぞれの要件について、事業主様及び経営者様ご本人が一から対応することは、かなり難しい内容となりまた金融機関の求めている内容把握も難易度が高いものとなります。
我々は経営支援の専門家として様々な事業者様の問題・課題の解決支援を行ってきました。経営者保証解除を実現するための要件を満たす取組は、中長期で腰を据えて対応することが必要となります。
だからこそ我々は、これまでもこれからも、個人事業主様・中小企業様に最大限寄添った経営改善支援を全力で実施させていだきます。
年商1億円以下、従業員10人以下
【背景】
経営者は、新本社事務所の建物取得資金について、経営者保証なしでの調達を希望しメイン金融機関に相談。金融機関から「事業承継特別保証制度」の利用提案を受けたことから、制度要件を満たすべく経営の見直しに着手。
(会社から経営者への多額の貸付金が存在しており、「特別保証制度」の利用要件をみたしていなかった)
【解決策】
・会社から経営者への貸付金につき、一定期間で解消すべく、経営者
が会社に対する借用書を作成
・法人の経理と経営者の家計の分離がなされたことで「特別保証制度
」の利用が可能となった
年商3億円超~10億円以下、従業員50人超~100人以下
【背景】
事業承継を受けるにあたり、後継者は旧経営者の負担を軽減するために既存借入の経営者保証を解除するとともに、以降の調達についても経営者保証に依存しない形を希望。
地道な経営努力によって直近3期のEBITDA有利子負債倍率は10倍を下回るなど、利益計上は順調で債務超過額も減少傾向。しかしながら、債務超過の解消までには数年を要する状況であった。
【解決策】
営業利益の更なる増加を図るとともに、経営者保証支援の専門家アドバイスをもとに、遊休資産の一部を売却。売却益を確保し債務超過を解消。
年商1億円超~3億円以下、従業員10人以下
【背景】
高い技術に加え、同業者の廃業等もあり、近年は受注が増加。金融機関からの働きかけもあり、業績好転のタイミングで事業承継及び経営者保証解除への取組を開始するも、経営の透明性に課題との指摘を受けた。長期に亘り積みあがった経営者に対する多額の貸付金の内容について、正確に金融機関に説明できる材料を有していなかった。
【解決策】
・支援専門家を交えた金融機関との綿密な情報共有により、課題を抽
出。信用保証協会や顧問税理士とも課題を共有。
・顧問税理士のアドバイスの下、代表者への貸付金の解消に向けて、
引当金計上や経営者の退職金による一部充当など事業承継計画書に
課題解決策を細かく落とし込み、着実に実行。
・金融機関及び信用保証協会の協力を受け、資金調達を実態に即した
形に見直し、返済緩和していた全借入を正常化。
2017年に中小企業診断士試験に合格。IT関連企業で従事したのち「中小企業の支援をしたい」という想いから2018年より、アウシィー中小企業診断士事務所で独立開業。
資格等 | ◆中小企業診断士 ◆SP融資コンサルタント ◆認定経営革新等支援機関 |
資金調達や金融機関取引をうまく行いたい事業者様等へ計500社超の豊富な支援実績があります。中でもほとんどが個人事業主様~中小企業者様です。資金繰りや経営者保証解除以外にも、経営全般についてどんなご相談でもサポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
経営者保証解除に関する専門的知見と最新情報を提供し、お客様が企業のリスクを管理しながら安心して事業を展開できるようサポートいたします。個人の資産と事業資金を明確に分離し、企業の持続可能な成長が可能となります。財務の健全性向上に貢献することで、ステークホルダーからの信頼獲得や追加の資金調達が容易になる効果も見込めます。
初回無料相談をはじめ、お客様毎の状況に応じた最適な解決策をご提案いたします。また、プロセスの初めから最後まで一貫した包括的な支援を行い、お客様が様々なリスクや財務負担から解放されるよう徹底的なサポートをお約束いたします。経営全般に関する専門知識を駆使することで企業価値向上を実現。私たちは安心できる未来を築くお手伝いをいたします。
まずはお電話かフォーム、公式LINEにて、お気軽にご相談/お問い合せください。
対面、またはオンライン通話形式で無料相談を実施いたします。
お客様毎の状況に適切な改善内容や、対応予定などをご説明させていただきます。
ご契約内容について契約書の作成を実施します。内容のすり合わせ・編集等を行ったうえで確定内容について契約締結を行います。契約締結は電子契約を想定しています。
ご提案・ご契約内容に沿って、各種ご支援を実施いたします。その他、ご支援内容以外にご要望等ございましたらお気軽にご質問ください。
事前の相談料金 | 0円 |
★ 事前分析パック(1ヶ月間) | 50,000円 ~ |
★ 事前分析パック(3ヶ月間) | 100,000円 ~ |
定額ご支援サービス/個人事業主様向け(月額) | 30,000円 ~ 100,000円 |
定額ご支援サービス/中小企業様向け(月額) | 50,000円 ~ 150,000円 |
★事前分析パックは、契約前に財務分析・業務分析・人事組織分析等が必要な場合、本契約前の調査/分析内容に特化したサービス内容となります。
定額ご支援サービス費用は、お客様前年度の売上規模による価格帯制としております。(決算書類指標による)
以下が主な流れの項目となります。
・金融機関との契約書を確認し、経営者保証の条件洗出しを実施
・銀行や金融機関との協議を行い、経営者保証解除の要件を確認する
・要件を満たしていない場合、各種準備/対策を実施し要件を満たすよう対策する
・準備が整い次第、各種必要書類を準備し手続きを進める
経営者が個人的なリスクを軽減できることです。もし企業が債務不履行に陥った場合でも、経営者は個人的な資産を失うことはありません
銀行や金融機関が融資を行う際に保証を求めることがあるため、融資の条件が厳しくなる可能性があることです。また、経営者保証を用いない場合には信用力が低下する可能性もあります
以下の点に注意が必要です。
・専門家の意見を仰ぐこと。対金融機関だけでなく包括的な検討が必要となります
・契約書や融資契約書等を詳細に確認し、条件を理解すること
・経営者保証解除によるリスクとメリットをバランスよく考慮すること
事務所名 | アウシィー中小企業診断士事務所 |
所在地 | 東京都千代田区神田多町2-1 神田東山ビル 7F |
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